指宿市の山川漁港は鰹の水揚げ量も多く第三種漁港として発展してきましたが、漁師の高齢化や後継者不足もあって組合員数が減少。
そこで、観光客に様々な体験を通して漁港を満喫してもらうために「海業」への取り組みを開始。
特に利活用の減ってきた内港エリアを中心に漁業体験や釣り筏、海産物市場、バーベキュー場などを整備し、既存の大型施設が並ぶ外港エリアでは鰹節製造や-50℃の冷凍庫体験などを企画。
また、漁船に乗って漁場を周遊する漁業見学クルージングも開催しているそうです。
現在はソフト事業の実証実験を行っているところで、ハード面においては今後5ヵ年をかけ整備していくとのことでした。
水産庁の海業振興モデル地区として小坪漁港を中心に「海業」の整備を進めている本市ですが、山川漁港の取り組みと通づるところもあり、有益な意見交換の場となりました。

