三浦半島の実状に始まり、道路計画(トンネル部の長さ、逗子側と葉山側のトンネル出入口交差点の構造)、トンネル(地質、トンネル掘削の工法と施工手順)、環境への影響(大気汚染や騒音、振動、地盤沈下などの環境影響評価結果)、交通状況(周辺交通の現状とトンネル開通後の交通量変化)の順で神奈川県より説明がありました。
今回計画されているトンネルの全長は約1,000mでトンネル部は約840m。
逗子側のトンネル出入口は逗子警察署入口交差点につながることになり、現在のT字路から十字路に変わることになります。
それに伴い渋滞緩和を目的に全方向から右折レーンを作るため、県道24号(バス通り)の道路幅を現行の11mから19mに拡幅予定としているそうです。
また、事前に実施された環境影響評価において建設機械の稼働時に基準値を超える予測結果となった粉塵(葉山側)と騒音(逗子側)については、工事中の散水・工事施工ヤード仮囲いと遮音シートの設置でそれぞれ予測値の低下につなげられるとの見解が披瀝されたところです。
神奈川県の説明では来年度より関係機関調整と法定手続きを行い用地取得に入る計画となっており、完成までにはかなりの時間を要するとのこでしたが、生活環境、自然環境への影響等を中心に引き続き進捗状況を注視していきたいと考えています。
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