2020年10月21日

親子方式の中学校給食を視察

本日は、親子方式の中学校給食を視察させていただくため愛川町へ。
愛川町では弁当を持参できない生徒への対応策として、民間業者が作成した献立に従って調理された弁当を希望者が購入できる「業者弁当注文方式」を平成17年6月に導入。
しかしながら、利用者は全校生徒の2%台と低迷したことで採算が合わず事業者が撤退、平成19年3月末で終了となりました。
その後、完全給食を望む保護者の声を受け、町の栄養士が作成した献立に従い民間業者の施設で調理した弁当を各中学校に配布する「デリバリー弁当箱方式」を平成21年10月からスタート。
逗子市でも採用しているこの方式も、導入当時で約40%、数年後には約30%と喫食率の向上には結びつかなかったことから、改めて中学校給食のあり方を再検討することに。
町職員や学校職員、PTAなどをメンバーとした懇談会での議論を経て、今年度の2学期から小学校で調理した給食を中学校に運ぶ「親子方式」に移行したところです。
親子方式の導入にあたっては、@調理機器の増設は行うが給食室は増設しない、A原則、中学校分の給食は小学校分と同時に調理する、B小学校と中学校の献立は同一とする、C中学校の1食あたりの分量は小学校の1.3倍とする、D小学校1校で賄いきれない場合は2校で分担する、といった前提条件を設けていたことから、安全・安心だけでなく経費の圧縮にもつなげることができたと思います。(初期費用:約3億8,000万円、年間経費:約1億6,000万円)

親子方式の流れを今日は現場でも体験させていただきました。
・中学校と親子関係にある小学校で給食を調理
FC278392-F629-4822-814C-896693F880E0.jpeg

・委託業者のトラックに搬入し中学校へ
E9524025-BE01-4700-97E7-9EC794027B26.jpeg

・中学校に到着
29CFABD3-BCF7-43C2-9F25-EDFC84CEBCB2.jpeg

・給食準備時間になると各クラスの当番が搬入スペースで受け取り、教室に運び配膳
8832A680-6736-4804-BED5-B4E239BCB001.jpeg

・今日の献立は、わかめご飯、大根のとろみ煮、小松菜と豚肉のスープ、牛乳、ヨーグルト
保温性の高い食缶を使用しているためスープ類も温かいまま

021C3DDD-B195-4E30-9DAB-9283A844CC9B.jpeg

・給食終了後は各クラスの当番が空き容器と食器を搬入スペースに返却
48C54F95-DDED-40AA-A1A2-580EB3E420AC.jpeg

・今日の残食は310食の愛川中全体でこれだけ(予備職分も含む)
82804D1D-5386-4461-A495-B234F2DC1C13.jpeg

・空となった食器類は再び小学校へ
E5F1C994-A042-4C50-9366-E416DEB4CCBC.jpeg

視察させていただいた愛川町は人口約40,000人、市域は34.28uで、小学校6校(1,828人)、中学校3校(1,032人)と、公立学校数と中学校の生徒数がほぼ近い町であるため、非常に参考になりました。
ボックスランチ方式の喫食率が低下傾向にある本市においても同様の取り組みができないか、行政当局と協議していきたいと考えています。
posted by 高野たけし at 18:15| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする