
ミーズ設計連合協同組合は設立以降、共同受注を積極的に展開し各事務所の安定経営を図るだけでなく、行政とも連携しながら地域に寄り添ったまちづくりを進めてくれています。
また、関東学院大学も交えた産官学の連携で工期、工事費を抑えた「横須賀型耐震ブレース工法」を開発した団体としても知られています。
本日の式典では、この間団体の設立から尽力されてきた皆様への表彰も行われましたが、本当に多くの方々の苦労があって発展してきたことを実感したところです。
また、特別講演会には小泉純一郎元内閣総理大臣が登壇。
テーマは「日本の歩むべき道」。

特に時間を割いてお話してくれたのが日本のエネルギー政策。
東日本大震災を受け改めて原子力発電について勉強したところ、安全性と使用燃料の処理システムの未構築を痛感したとのこと。
そして自然エネルギーと水力発電を中心に再構築していくべき考えに至ったそうです。
小泉さんは現職総理時代、原子力発電の安全性を疑わず推進してきたにも関わらず、自らの考えを大きく変化させたことを発信することで、間違いを認め正しい方向に舵を切り直すことの重要性を自らの経験を踏まえ伝えてくれたのだと思いました。
さらに、厚生労働大臣就任時は3,000人だった100歳以上人口がこの30年で70,000人にまで増加したことに触れ、個々人の生き方、そして行政サービスのあり方も常に変化しなければならないことを教えてくれました。
新たな出会いと見識を深める機会に恵まれた一日に感謝です。