2019年10月25日

神奈川県市議会議長会

第203回神奈川県市議会議長会定例会が秦野市にある元湯・陣屋で開催されました。

今回の基調講演は会場となった陣屋の女将を務める宮崎知子さんが、「ITの活用と働き方改革」をテーマに行ってくださいました。

3B7A0555-733C-48A6-8548-83EDD383A739.jpeg

陣屋は大正7年に創業した温泉旅館で、1万坪の庭園内に18の客室と6つのレストランと宴会場を持つ老舗旅館ですが、経営危機に陥っていた最中に3代目の先代が死去し、宮崎さんのご主人が民間企業を退職し継ぐことに。
そして、時を同じくして体調を崩された先代女将の後を宮崎さんが引き継ぐことになったそうです。
当時は従業員それぞれの頭の中にあった情報を見える化し、従業員全員が情報共有できるようにすると共に、どんぶり勘定だった経費面の管理体制を構築することからはじめなければならなかったとのこと。
同時に稼働率向上を目指して低価格路線にシフトしたものの利益率は思ったよりも伸びずに苦戦。
そこで、旅館経営を支える基幹システムを自社で開発し、事業効率化と顧客サービスに注力することで高付加価値を持った高級旅館にシフトチェンジすることができたそうです。
さらに、従業員のワークスタイルを考え休館日週3日にし、労働時間の削減と安定した休暇を確保するように。
その結果、離職率が激減しただけでなく、お客様へのサービスの質が向上し売り上げアップにも大きく寄与する結果に繋がったようです。
時流に合わせて経営スタイルを変化させることで、顧客満足度と従業員満足度の向上に成功した陣屋の思考は役所の運営にも通ずるものであり、非常に勉強になるお話でした。

0168388C-7AFD-4255-A56E-DB2DEC83258D.jpeg

そして、その後開かれた定例会では、令和元年度神奈川県市議会議長会歳入歳出決算見込み、令和2年度神奈川県市議会議長会歳入歳出予算案などの審議を行ったところです。

議長会は県内19市の正副議長が一堂に会する場とあって、それぞれの自治体、議会における意見交換も活発に行われ、非常に有意義な時間となりました。
こうした機会を無駄にしないよう、市政運営、そして議会運営にしっかりと反映していきたいと考えています。
posted by 高野たけし at 21:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする