2017年10月26日

委員会視察C 〜瀬戸市・せとで住もまいプロジェクト〜

視察3日目の今日は瀬戸市へ。

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瀬戸市は濃尾平野の東、尾張丘陵の一角にあって、中部経済圏の中心地である名古屋市の北東約20kmに位置しており、周囲を標高100〜300mの小高い山々に囲まれた温暖な気候の地域です。
また、丘陵地帯には瀬戸層群と呼ばれる新第三紀鮮新世の地層があり、やきものの原料となる良質の陶土やガラスの原料となる珪砂を豊富に含んでいることから窯業が発展。
現在では『せともの』がやきものの代名詞として日本のみならず、世界の人々に知られるようになっています。

瀬戸市では、定住・交流人口の増加と地域活性化の観点から空き家の有効活用方策を検討するとともに、防災・衛生の面から周辺の生活環境に影響を及ぼす空き家等に関する対策を定めた『瀬戸市空家等対策計画〜せとで住もまい プロジェクト〜』を平成28年3月に策定されています。
この計画の策定過程で行われた現状分析調査の結果、中心市街地に空き家が多いことが判明。
そこで、陶芸やガラスはもちろん、木工や金工、手芸、飲食など、ものづくり活動を行っている『ツクリテ』のアトリエやギャラリー、カフェなどとして中心市街地の空き家を利活用しやすいよう、改修工事助成(経費の1/3以内で上限100万円)制度を創設。
初年度となった昨年度は2件、そして今年はすでに1件の交付が決まっているとのことでした。
また、空き家への移住相談を受ける窓口を設置したり、移住希望者向けの体験会や地域住民との交流会を開催するなど、様々な施策が展開されています。
さらに、宅建業協会と連携した(市は情報の集約と発信、相談等を担い、不動産業者が賃貸や売買契約等を行う)『空き家バンク』も開設。
開設後1年半で、すでに14件(売却7件、賃貸7件)の成果を挙げているそうです。
これまで順調に事業を展開してきている瀬戸市の取り組みですが、今後さらに空き家の活用と、生産年齢層の人口流入を増やしていくためには情報発信力の強化が今後の課題であるとの話もありました。

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逗子市においても空き家率が4.5%(賃貸用や売却用の2次利用物件を除く)と神奈川県内の市町の中で5番目に高いことから、有効な空き家活用策を早期に見極め、事業化していく必要性があると感じたところです。
posted by 高野たけし at 16:11| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする