文部科学省の調べでは不登校児童生徒数が9年連続で増加しており、小中学校における長期欠席者のうち、不登校児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)で、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は25.7人(前年度20.5人)とも。
こうした中、隣の鎌倉市では学校における学習になじめず、不登校あるいは休みがちとなっているなど、学校に通うのがつらいと感じている市立小中学校に通う小学校4年生から中学校3年生を対象に「かまくらULTRAプログラム」を昨年度からスタート。
本日は鎌倉市と一緒に「かまくらULTRAプログラム」を企画・運営している福本さんと網野さんに逗子市役所へ来庁いただき、教育委員会と意見交換の場を持っていただきました。

「かまくらULTRAプログラム」では海と森をフィールドに、地域内外の住民やエキスパートを先生に招いて、地域のリソースを教材にした学びの時間を提供しているとのこと。
1クール3日間の中で、自分を知る→自分らしい学び方を試す→学びの成果を発揮する、といったサイクルで進めているそうです。
逗子市においても適応指導教室を開設し、学校に戻すためではなく、学校に馴染めない子の居場所づくりを行っているところですが、そこが全ての児童生徒の居場所とはなり得ていないのが現状です。
鎌倉市で行っている取り組みをそのまま逗子市で行うことが最良だとは言い切れませんが、NPOが運営するフリースクールをはじめ様々な居場所を用意することは重要であると改めて感じたところです。
本日の学びを活かして、引き続き教育委員会や教育団体と連携しながら、子どもたちが笑顔で過ごせる時間が増えるような居場所づくりを進めていきたいと考えています。
posted by 高野たけし at 19:53|
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