
本市はこれまで池子米軍住宅の受け入れ条件の一つとして国に医療機関建設用地の確保を要請して以降、40年間に渡って総合的病院の誘致に取り組んできましたが、人口構造の変化(出生数減少による超高齢化社会へ)や医療需要の変化(急性期医療だけでない介護との複合ニーズ)などを踏まえ、地域全体で市民に必要な医療体制を構築していくことに方針転換するとのこと。
そこで今後は、市民、関係機関の皆様と方向性を共有し、意見をいただきながら、「総合的病院がなくても市民の皆様が安心して暮らせる地域医療」の確立に向け取り組んでいくとの考えが市長より示されたところです。
合わせて人口比あたりの診療所数が県内1位(人口1万人あたり12.6軒)と充実している環境を活かして、かかりつけ医制度を推進していきたいとも。
【現段階において行政当局がピックアップしている課題】
@小児医療に関する課題
診てほしい時に診てもらえる体制づくり、小児科医療機関の困りごとの把握etc.
A相談窓口・情報発信に関する課題
相談窓口の拡大、発信されている情報と知りたい情報の乖離の解消etc.
B災害時、新たな感染症等に関する課題
災害時に適切な医療を提供できる体制づくり、新たな感染症発生への備えetc.
C在宅医療に関する課題
退院から在宅医療へのスムーズな移行支援、必要な情報の発信etc.
Dその他の課題
一次救急医療とその他の方法で対応するものの整理、二次医療圏の課題分析etc.
7月にはパブリックコメントも予定されていますので、今後の地域医療に関するご意見等お寄せください。